熱が引いて一定時間経ったので、一瞬だけ地元へ帰ることにした。目的は、行きつけの美容院へ行くこと。というか、それ目的でしか地元へ帰ることがない、この数年くらいはずっと。夕方だった。乗り換えで降りたホームの屋根の隙間に覗く空が、鮮血をクリーム…
死について考えている。希死念慮とかじゃなく、もっと現実的な死について。たとえば、体調を快方へ向かわせようとする努力をここで止めてしまったとして、そうすればまあ運が悪ければ死ぬかもしれないし。たとえば、明日の朝に目が覚めて何らかの理由で自宅…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。