20200507

 

 本来であれば今頃新曲を投稿してぐっすりと眠りについているはずなのですが、諸々があったので投稿は明日に延期されました。準備不足~。今日の昼頃に一式を整える予定だったんですが、急激な体調の悪化などがあり、午後の予定を一切合切放り出して睡眠をしていました。自分の身には度々起こることなのでもう半分くらい受け入れているのですが、気がついたら気を失っていたという現象が稀にあり、寝落ちとかじゃなくって重力に従って床に頭から倒れ伏すみたいな、気づいたらそうなっていましたという。思えばこいつとは長く中学からの付き合いで、人前で発現することは相当に珍しいんですが、大学へ来てから一度それをやってしまい、当時は相当な迷惑をかけたなあと思いつつ、それもまた一年ほど前の話なのですっかり忘れていた今日この頃、地元へ帰ってきてふと旧友に会いにいくみたいな感覚で唐突に訪ねてきたこいつに無事ノックダウンされ、そんなこんなで何もかもが最悪になりました。いまはもう平気ですけれど。

 それをまたどうして文章に起こしているのかというと、なんていうか、これまでの中で最も死を意識したからという理由でして、このことを忘れなければ事態を防げるというわけでも全くないんですが、貴重な体験だったという意味でも書き記しておこうかなあ、と。失神そのものは先述の通り何度か経験があり、でもだいたいはすぐに立ち直れるというか、覚醒から数分はかかりますけれど、逆に言えばかかっても数分程度で元通りになり、それが今回の場合、正確な時間は(倒れていたので)わからないもののスマートフォン曰くおおよそ三十分ほど動くことができていなかったらしく、喉元過ぎて熱さを忘れた自分が思うに、回数を重ねるたびに症状が深刻になっていっているような気が若干し(これが歳というもの?)、次にこいつが来たらいよいよどうなるか分からないなという気持ちです。普段の体感百倍に強まった重力にしてやられていた最中の自分はといえば、割と本気で「今回ばっかりはマジで死ぬんじゃないか」みたいなことを考えており、というのも嫌な汗がとめどなく全身を伝い、あんなに暑かったはずなのに寒気がおさまらず、なにより全身に力が全く入らなくて、これまでのとはあからさまに症状の重さが違うと感じつつ、「どう考えても助けが呼べない」となり、だからまあ死ぬんじゃないかと思ったという話なんですが。あったじゃないですか、某ウイルスに感染したものの症状が軽いからという理由(というよりは重症の患者を優先して受け入れなくてはならないというもっともな理由)で自宅療養になっていた独身の男性が亡くなったという話が。男性は前日に症状の悪化を訴えていたようですけれど、それはそれとして、なんていうか、その人も最期はこんな感じの気持ちだったのかなあみたいなことを思いつつ、数歩あるけばスマホはあるし、その向こうには頼れる相手もたくさんいるんだけど、そもそも立ち上がれないっていう。自分は現在をボーナスステージみたいなものだと考えているという話は何度かしたように思いますが、早く死ぬのは勿体ないしできることなら長生きはしたいものの、まあでも死そのものは避けられないしどうしようもないし仕方がないのかも、みたいな感じの考え方を自分はしていて、でもなんていうか、センチメントな夜にあてられた死の意識なんかよりもずっとリアルな、全身に訴えかけてくるようなヤバさを前にすると「いや、こんなところで死んでたまるか」という気持ちにしかならず、だってまだ曲公開してないし、せめてそれくらいのことはやり切らせてくれと考えつつ、とはいえアニメの世界ではないので根気だけで立ち上がれるというわけもなく、結局はいつも通りに症状が落ち着くのを「本当に落ち着くのか、これ」と思いながら待っていたというのが現実です。時間は要したもののいつも通りに鎮まってくれたので一先ずは安心しつつ、寝て休んだ方が絶対的によいと考え、万が一ぶり返したときのために親へ伏線を張っておき、眠り、いまこうしてこれを書いているということからも分かるようにそれ自体は全くの杞憂でしたが、後遺症として足を少し捻ったらしく、歩くたび微妙な痛みが足元から伝ってくるという以外はおおよそ健康体です。めでたしめでたし。生活習慣がどうこうとかいう症状でもないみたいので手の打ちようとかは特にないんですが、どうしたものかな。

 

 死んでもいいやと思える瞬間って、想像するに、決してやってこないんだろうなあというのが今回の感想で、今日は未公開の曲がまだ残っているというのがそれでしたけれど、ここまでを全部こなせばクリアという明確なゴールが用意されていない以上、何をどこまでやり切ったところで「じゃあそれで全部おしまいです」と言われたら「いや、まだ足りないんだ」と思うのだろうし、実際に思ったし、最期、本当に全部がおしまいになってしまうときもきっとそうなんだろうなあ、っていう。悔いの残らない一生を遂げた人って人類史上、たったの一人でもいたんでしょうか? いや、知りませんけど。

 

 

 気を取り直して、新曲は明日どこかにアップロードします。聴いてね。

  これは新曲のイラスト。いい感じに表現できたお気に入り。