好きなものについて色々1

 

 

 はい。本日もやってまいりました、お馴染み「好きなものについて色々」のコーナーです。本コーナーでは僕が好きなものをひたすら挙げていきます。飽きたらやめます。

 

・好きな色:黒、白、青

 最初に思いついたのが色でした。パッと出てくるのが多分それに当たるので正直に書きますけれど、黒色と白色、それに青色が好きです。というか好きな色って何なんでしょうね。好きとか嫌いとか、そういう量で測れるものではそもそもないような気が薄々としています。まあそれはそれとして、僕は上の三色が好きです。あくまでベースとしての三色ですから、たとえば青と白を混ぜた水色とか、黒と白を混ぜた灰色だとか、その辺の色合いもお気に入りです。というか、純粋な白があまり好きではないのかも。よく分かりません。

 

・好きな季節:冬

 たとえば春と秋は虫が多いから苦手だとか、あるいは夏はただ単純に暑いから嫌だとか、そういう理由もなくはないのですけれど、でも周囲が大なり小なり変化するという側面を切り出せば春はいいものですし、夏はたしかに暑いですが長期休暇に合わせたイベント等が多く催されているので退屈しませんし、秋にしたって歩道に落ちた紅葉の層を踏みしめながら歩くあの瞬間は何物にも勝ると考えてはいますけれど、それらを十分に加味した上で考えても冬が一番好きですね。冬独特の空気感というか何というか、僕は基本的に人混みが大嫌いなのですが、でも冬の匂いを一帯に纏った都会は割と好きです。この季節だけは意味もなく街を歩きたくなります。冬は至高。

 

・好きな音楽:割となんでも

 この前、自分が好きな音楽について語る記事を書きましたけれど、まあぶっちゃけた話、割と何でも聴きます。自分から進んで聴くのは、たとえばあの記事で語ったようなボカロ曲だったりゲームBGMだったりなんですけれど、それは単に新しく探すのが面倒だからであって、別にアイドルソングだろうが洋楽だろうが勧められれば多分聴きます。日本語のラップだけはあまり好きじゃないなあと思っていたんですけれど、よく考えてみたら昔はORANGE RANGEとかよく聴いてましたし、何ならいまでも普通に好きなので本当に何でもいいんだと思います。いや、でも、歌詞が段違いでかっこ悪いやつだけは一度ならまだしも二度は聴かないかもしれないな。

 

・好きな四字熟語:換骨奪胎

 言葉の意味は好きでもなんでもなくて、単に字面が好きです。ヤバくないですか? 骨をとり換え胎を奪う、ですよ。いや、何語だよ。比喩にしても限度ってもんがあるだろ。なあ。

 

・好きな果物:林檎

 宗教上の理由で、林檎以外を果物として認識することができません。嘘です。林檎くらいしか食べた記憶がないからです、って書こうとしたんですが、いや、よく考えてみたら蜜柑の方がその数倍は食べてるなあ、と思いました。あとは梨とか。まあ梨はそんなに好きじゃありません、比較的さっぱりしているので。蜜柑は……何でだろ。林檎の方が自分にとっては美味しかったからかなあ。

 

・好きな飲み物:お茶全般(それ以外だとリンゴジュース)

 宗教上の理由で、お茶と水以外を口にすることができません。マジです。宗教上の理由ではありませんけれど、紅茶もコーヒーも全く飲めません。前者は甘すぎるし、後者は苦すぎる。飲めるようになりたいともあまり思っていません。だってお茶で事足りるし。お茶以外だとリンゴジュースが好きです。次点でカフェオレ。

 

・好きな作品:物語シリーズ

 恐らくは僕の知り合いであればそれなりの人が知っていることだとは思いますけれど、僕は物語シリーズが大好きです。めちゃくちゃ好きです。好きが高じて高校生の頃にクラスメイトから「まよい」と呼ばれていたという話はあまりにも有名です(物語シリーズでは八九寺真宵というキャラクターが登場する。可愛い)。文章を書くという面ではかなりの影響を受けていると思います。たとえば僕がこんな文体で物を書くようになったのは物語シリーズの地の文がこういった書き方をしているからですし、ダッシュ記号とか、あるいは接続をやたら使いたがるのとか、その辺も物語シリーズ(というか西尾維新)の影響ですね。人格面でも少なからず感化されていて、たとえば終物語とかは当時高校生ながらかなりの衝撃を受けた記憶があります。老倉さんのやつね。僕の家には原作が偽物語以外は揃っているので、気になった方はいつでも声を掛けてください。貸します。

 

・好きな作品:うみねこのなく頃に

 これはあまり公言していない、というのも何年も前に完結した作品だから話題に上がることがそもそもないのですが、僕はうみねこも大好きです。物語シリーズと違って、こちらは知らない人が多そうなので概要を大雑把に話そうと思います。

 ジャンルは一応ミステリで、クローズドサークル(名前は六軒島)において二日間にわたって行われた連続殺人の真相を暴く、というものです。島には初め十八人の人間がいて、「右代宮」という姓を有する金持ち一族と「右代宮」に雇われた支配人が数人います。で、最後には全部で十三人が死にます。この時点で結構すごい。殺意どんだけだよ、ってなる。一応ミステリ、と紹介しましたがここで一応と断ったのは、作風としてはファンタジーの側面がかなり強いからです。魔女が出てくるし、魔法が出てくるし、悪魔が出てくるし、何なら先の十三人は全員魔法で殺されます(それ故にかなり悲惨な死に方をする)。「ミステリ VS ファンタジー」という構図がうみねこという作品の特徴であり、「十三人は魔法によって殺された」というファンタジー側(魔女)の主張を退け「十三人は人間によって殺された」と証明する、というのが主人公の主なる目的です。これだけでも面白そうじゃないですか? でも、うみねこの特徴といえばもう一つあって、それが何かと言えば、この作品って純粋な推理ゲームなんですよね。というのも、魔女(犯人)が作中において「絶対に正しい」と保証された真実をいくつか教えてくれるのです。これはちょっとした愚痴なんですけれど、つまらない作品だとよくあるじゃないですか、「実はアイツは死んでいなかった」とか「隠し通路があった」とか「密室だと思ってたら本当は密室じゃなかった」とか、そういうアンフェアなやつが(伏線がちゃんとあれば別)。そういったことを綺麗さっぱり否定してくれます。だから本当にただの推理ゲームになっています(もちろん対等ではないけれど)。その上でよく分からん密室とか不可能殺人とかが次から次へと出てくるので、一度立ち止まって考えてみるのがめちゃくちゃに面白いです。

 というわけで、以上が「うみねこ」の紹介でした。気になる人はsteamとかで販売されていると思うので購入してみてください。ノックスの十戒とかヴァン・ダインのニ十則、モンティ・ホール問題を最初に知ったのもたしかうみねこだったなあ。話し過ぎた。

 

・好きな国:ノルウェー

 別に好きでも何でもないです。北欧が好きなだけです。

 

・好きな定理:グリーン・タオの定理

 一回生後期に思いついた整数問題があって、それは次のようなものでした。

 

正の整数からなる等差数列a[n](n=1,2,…)があって,その公差は正とする。次の条件を満たす公差が存在するような整数kの最大値を求めよ.

 (条件):a[1],…,a[k]はすべて素数

 

 実際にやってみたら全然見つからないんですよね、これ。k=5くらいまではすぐなんですけれど。そこで条件を少し変更して「a[1]は素数で,任意の素数pについてa[1],…,a[k]のうちpで割り切れるものは高々一つしかない」とすると、この場合は数列に合成数が許容されるので条件が緩くなったのかなあと思えば、これだと答えが出てくるんですよね(高校数学範囲で普通に解ける)。そういうわけでまた上の問題に取り組むことになったんですが、まあ解けなかったんですよ。当たり前ながら。というか素数であることを全く活かせてないからな。等差数列て。そこでTwitterにてこういう問題を考えているというツイートを流してみました。何か知ってる人がいたりしないかなあという淡い期待を込めての行動だったのですが、これが見事に功を奏して、実は上の問題、2004年にBen GreenとTerence Taoという数学者によって証明されていたんですよね。本当に驚きました。やっぱりみんな同じことを考えるんだなあと思いました。というわけで、グリーン・タオの定理が主張するのは次の事実です。

 

「任意の自然数kに対し,k個の素数からなる等差数列が存在する.」

 

 これだけでも十分意味不明なのに、この定理はさらに次のように拡張されています。

 

「k個の一変数整数値多項式P1(x),…,Pk(x)(ただし定数項は0)に対し,x+P1(m),…,x+Pk(m)が同時に素数となるような整数x,mが無数に存在する.」(Pi(m)=imとすると先の定理に一致する.)

 

 なで?

 ちなみに証明の全貌は以下のサイトにて日本語で読めます。すごい。

integers.hatenablog.com

 

 以上「好きなものについて色々」のコーナーでした。好きなものについての話は聞くのも楽しいですが、話すのも楽しいです。ブログってこういう用途で使うのが普通なんですよね、多分。気が向いたらまたやりたいです。とりあえず今は時間が押しているので一刻も早く百万遍へと向かいます。