コード進行について色々2

 

 今回はほとんどBUMPの曲についてです(最近はBUMPの曲のコード進行ばかりを勉強しているので)。

 

VIm – V – IV – I – IIm7 – IIIm7 – IV – V

『アリア / BUMP OF CHICKEN』のサビ(「見つけたら鏡のように~」)のコード、16小節。聴くと「なんか変な動きしてるなあ」と思うのだけれど、VからIVへ進行してるのはマジで何(Bメロ→サビの切り替わりとかならわかるけど)。

 頭がIじゃなくてVImだから暗めの雰囲気が出てて、次のVは別に暗くないけどかなり不安定な響きで、そこからIへ進めば解決するけれど、さらにIVを経由することでサビ全体に不安な空気感を纏わせているような感じがする。このあとに続く進行はI – IIm7 – IIIm7 – IVになっていて、サビのこれもあってか開放感が半端ない。

 

・IVadd9 – I – IVadd9 – [VIm – V – I – VIm]

セントエルモの火 / BUMP OF CHICKEN』のCメロ(「言いたいことはないよ~」)のコード。個人的に好きな部分。

 

・Iadd9 – IVm/I – Iadd9 – IVm/I

chocolate insomnia / 神前暁』のCメロ(「言いたくて言えなかった言葉~」)のコード。ツーファイブで動きつつもベースがIで一定なので、Cメロにはもってこいという感じがする。『セントエルモの火』の作り方と合わせて覚えておきたい。

 

・[I – V/IV] – [I – IIm7] – [VIm – V] – [I – IIm7] – [I – IV] – [V – VIm] – [IIm7 – V] – I

『車輪の唄 / BUMP OF CHICKEN』のサビ(「笑っただろう~」)のコード進行。五小節目のIはI/IIIじゃなくていいのかなあと思う(サイトを参照しているのでわからない)。もしI/IIIなら四小節目から六小節目にかけてが上昇進行になっていて綺麗だし、I – IIm – I/IIIって進行は前回取り上げた『サザンクロス』や『firefly』でも使われているから、あってもおかしくない。

 前半のI – IIm – VImの動きは『真っ赤な空を見ただろうか / BUMP OF CHICKEN』のAメロで使われていたりする(前回取り上げた部分の直前にIのコードがある)。

 

・IVadd9 – V – [I – IIm7] – I – V – III – [VIm7 – V – Iadd9] – VIm7

『カルマ / BUMP OF CHICKEN』のサビ(「必ず僕らは~」)のコード進行。後半部分は『セントエルモの火』の[VIm – V – I – VIm]と同じ作り。ぶっちゃけ何も分からない。五小節目のV何?

 

・IV – I/III – [IIm7 – #Vdim] – [VIm – #IVm7-5] – IV – I/III – [IIm7 – V] – VIm

『Spica / BUMP OF CHICKEN』のAメロ(「名前ひとつ~」)のコード進行。

 IV – I/III – IIm7はベースラインの下降構造がある。IIm7 – #Vdimはマジで何、Vに進みたくなかったのかな?(普通に IIm-III7 の III 省略では?) 一応構成音が二つ同じだし。#Vdim – VImはパッシングに近しいアレだと思う、特に問題はない。VIm – #IVm7-5 – IVは『アリア』のAメロでも使われている進行。構成音がほとんど変わらないので綺麗に動く。#IVm7-5 – IV – I/IIIはベースラインが半音下降する、綺麗。I/III – IIm7もベースの下降。IIm7 – V – Iはツーファイブの終止。

 

・I – I – I – [I – V/VII] – VIm – #IVm7-5 – IV – V

『アリア / BUMP OF CHICKEN』のAメロ(「曲がって落ちた~」)のコード。#IVm7-5が『Spica』でも使われていたので、一応こっちも載せておく。

 どちらも比較的最近の曲。ハマってるのかな。

 

VIm – [VIm – V/VII] – I – [I – I/III] – V – V – I/III – IV

シリウス / BUMP OF CHICKEN』のサビ(「これは誰のストーリー~」)の進行。V – I/IIIの部分が、若干『カルマ』に似てるなあと思った。

 自分なら6m-[6m-5/7]-1-[1-2]-5-5-1/3-4で組むかなあ、と思った。四小節目のI/IIIはどういう意図があるんだろう。

 

・I – I – VIm – IIm7 – III – bVII – I – I

『望遠のマーチ / BUMP OF CHICKEN』のAメロ(「何を言おうとしたの~」)の進行。

 IIm7 – III – bVII – Iは前回取り上げた『運命ジレンマ / 田所あずさ』にも似たような形が出てきていて、それはIIm – IIIm – bVI – Vで、この場合のbVIは多分IVm7の代理でつまり2m-3m-4m-5という動きがあるようにおもうのだけれど(いま気づいた)、その理屈で言えば今回のbVIIはVmの代理で、2m-3m-5m-1の動きをしていることになる。あってるのかな?(ドミナントモーションでの飛び先を半音上げるってのもある。I7 - #IVm7-5 みたいな。それかも) 一応最後はドミナントモーションっぽくなるけれど。

 

・IIm – IIIm – IV – V

 特に何というわけではないけれど、BUMP藤原基夫が(主にBメロで)好んで使う(印象がある)進行。(最近の曲は特に)よく見る気がする。

 

・[VIm – IV] – [I – V] – [VIm – II] – [IV – IV – Vsus4 – V]

『fire sign / BUMP OF CHICKEN』のBメロ(「星は廻る~」)の進行。6415!

 前回取り上げた『君の知らない物語 / supercell』でも使われていたII – IVの進行も使われている。

 

・[I – V] – [IV – V – I – V] – [VIm – V] – II – [V – V/IV] – [I – V] – [IIIm – IV – #IVm7-5 – II] – [IV – V – I – I]

『fire sign / BUMP OF CHICKEN』のAメロ(「いつか聞こえた泣き声を~」)の進行。後半の動きがめちゃくちゃ綺麗。

 

・I – I – IVadd9/I – IVadd9/I – I – I – IVadd9/I – IVadd9/I – IIIm7 – IIIm7 – IVadd9 – IVadd9 – IIm7 – IIm7 – IVadd9 – IVadd9/V

『虹を待つ人 / BUMP OF CHICKEN』のサビ16小節の進行。前半八小節は進行もフレーズも繰り返し。1-2、5-6、13-14は同じフレーズを歌っている(掛け声的なのが入っている)のだけれど、最後だけIIm7に変わっていて、そういう拘りが大事なんだよなあ、という気持ちになった。15-16小節はIV – IV/Vの終止。

 

・[V – VIm7] – IV – [V – VIm] – [IV – V/II] – [I/III – IV] – [V – V – VIm7 – I/III] – [IV – IV/V] – [Isus4 – I]

『友達の唄 / BUMP OF CHICKEN』のAメロ(「あなたが大きくなるまでに~」)の進行。最初からIV、V、VImばかり出てくるので若干の切なさというか、不安定な感じがある気がする。VIm – IVからベースをII→IIIで上昇させるのは、たとえば『サザンクロス』のAメロなんかで使われている。I/III – IV – V – VImはベースラインの上昇。VIm – I/IIIで緩く着地して、I/III – IV – IV/Vで上昇するとともに解決へ向かって、Isus4で一旦間を持たせてからIで終止。

 

・IV – V/IV – IIIm7 – VIsus4 – IIm7 – Iadd9/III – IV – [Vsus4 – Vsus4 – V – #VM7/#VI]

『友達の唄 / BUMP OF CHICKEN』のBメロ(「空の冷たかった手が」)の進行。前半はVI終わりの王道進行(前回『Star!! / 田中秀和』なんかでも出てきた)。VIsus4 – IIm7はツーファイブ。IIm7 – Iadd9/IIIは藤原基央がよくやるやつ。何ならIIm7 – Iadd9/III – IV – [Vsus4 – V]までは2m-3m-4-5の形になっているので、これも藤原基央がBメロでよくやるやつ(ベースラインが上がっていくから、サビへの期待感が強くなるんだよな、多分)。

 #VM7/#VIについては後述。

 

・I – [V7/I – V/VII] – [VIm7 – VIm7/V] – [IV – V/IV] – I/III – [IV – II/#IV] – [I/V – VIm7] – [IV – V] – V7/I – [I - II]

『友達の唄 / BUMP OF CHICKEN』のサビ(「今 私が泣いていても~」)の進行。ディグリーで書き下してみたら、あまりにも綺麗でびっくりした。

 まずIからのスタート。AメロがV、BメロがIVからのスタートでどちらも不安定だったから、サビの安心感がすごい。そこから四小節かけてベースラインがIからIVまで下がる。4-5の[IV – V/IV] – I/IIIは一応終止の形になっている(I/IIIは解決感が弱いのでそこまでしっかりとは終わらない)。五小節目からはベースラインがIIIからVIまで上がる。一小節目から七小節目まではベースラインがずっと綺麗に繋がっているから、それもまたサビの安定感を支えることに一役買っている感がある。

 AメロからBメロまでとサビとで曲の雰囲気が劇的に変わっている(風に感じる)理由はもう一つあって、それはBメロからサビに入るところで短三度転調しているから(長調単調の区別をあまり考えない人種)。Bメロの最後にあった#VM7/#VIは短三度転調(上)の合図で、これは転調先のスケールでみるとIVM7/Vのダイアトニックコード、しかもベースがVだからIV/V – Iの終止の形になっていて、結構綺麗に転調できるような印象がある。前がVだから#Vへの半音進行はわりと自然。

 

・[IV – V] – [VIm – IIIm] – [IV – V] – #VM7

『藍 / スキマスイッチ』の二番サビ(「どうかいなくなれ~」)の進行。これも最後の#VM7を合図に短三度上へ転調する(ちなみに#VM7の小節から間奏に入る)。