コード進行について色々1

 

 

 これらはあくまでも自分用のまとめであって、そのついでにブログへも貼っとくか程度のアレでしかないので、かなり適当なことを書いてます。誤りも多々あると思います。というか、なんでそうなるねん、と思いつつ書いてるところもいくつかあります。何かしら気づいた人は、よければTwitter(ID:@1TSU8)か何かで僕に教えてください。喜びます。

【2021/4/15追記】

 google 辺りから思いのほかアクセスがあるので、追記しておきます。

 この記事は『コード進行について知識の全くない自分が、勉強用にまとめたものをついでにブログへアップロードした』というものです。なので、的外れな指摘であったり不勉強ゆえの何かしらが多々あると思われます(実際、いまの自分からみてそう感じるので)。

 というわけで、あくまで参考程度に読んでください。追記時点での最新記事は下記のものです。

kazuha1221.hatenablog.com


【2021/4/15追記ここまで】

 

 

VIm – IV – I - V

 6415。最強。

【2019/12/18追記】これの派生で一番好きなのは『Fallen / EGOIST』のサビに用いられている VIm7 - IVM7 - I - III7 - VIm7 - IVM7 - I - VII7 - III7 です。二回目(繰り返し)で VII7 を挿入してるところがポイント高め( 1-7-3 なので嬉しい)。【2019/12/18追記ここまで】

 

VIm – IV – V - I

 6451。小室進行。

 

VIm - IV- V – [I – IIIm/VII]

 上の派生。循環させるとベースラインが1→7→6で下降する。ボカロ、多いがち(偏見)。

【2019/12/18追記】もしかしなくても VIm - IV - V - [ I - V/VII ] が正しい解釈ですか?(不安になってきた)。あと、これはマジでどうでもいいんですけど、この進行で真っ先に思い出すのは『鎖の少女 / のぼる↑P』です。【2019/12/18追記ここまで】

 

・VIm7 – IVadd9 – Vsus4 - I

 『変わらないもの / 奥華子』のサビで使われてる進行。綺麗。

【2019/12/18追記】add9 と sus4 の合わせ技。こういう sus4 の使い方、あまり見ないので参考にしたいです。似たようなのだと『(please)forgive / BUMP OF CHICKEN』のサビが IVadd9 - [ Vsus4 - V ] - I/III - VIm という進行です。【2019/12/18追記ここまで】

 

VIm – IIm – V - I

 『残酷な天使のテーゼ / 高橋洋子』のサビ。ツーファイブと強進行の鬼。

 

・VIm7 – II7 – IVadd9 – V

 『君の知らない物語 / supercell』の一番Aメロ「明かりもない道を」の部分。IImからIVへ飛ぶと違和感が半端ないけれど、II7からだとめちゃくちゃ自然に飛べる。V→bV→IVの下降構造が入っているせいか?

【2019/12/18追記】実際、IIm から IV へ飛ぶ場面ってあんまり思いつかないです(しかしこれは偏に僕の記憶力がポンコツ & 知識領域が狭いというだけです)。逆の IV から IIm とかは、たとえば VIm - IV - IIm - V - III7 とかで見るんですが……。【2019/12/18追記ここまで】

 

・VIm7 – VIm7 – IVadd9 – [I – IIm] – I/III – II/bV -Vsus4 – V

 IImではなくIIを使っている曲といえば、身近なものだと『サザンクロス / BUMP OF CHICKEN』のイントロがある。これは別にIImでもいいのかもしれないけれど、実際に置いてみると「IIだな~」ってなる。なんでだ?

 IIm→I/IIIとかいうコードが紛れている。IImのあとってVが来るもんだと思ってたけど、転回形にしたらIへも繋げられるのか。

【2019/12/18追記】「なんでだ?」はメロのせいです(アホ?)。【2019/12/18追記ここまで】

 

・IIm7 - IIm7 – I/III - I/III – IVadd9 - IVadd9 – V - V

 『サザンクロス / BUMP OF CHICKEN』のBメロ。VのあとはIが来てサビへ入る。Bメロだからサビで盛り上げるために上昇形にしてるのだろうけど、綺麗だなあ、と思う。

【2019/12/18追記】IIm - IIIm - IV - V 形ですね。よくある。【2019/12/18追記ここまで】

 

・VIm7 – IIIm7 – IIm7 – V - I

 『粉雪 / レミオロメン』のサビ終わり。これは教わったやつ。IIm7はIVと構成音が三つ同じだから終始(IV – V - I)のところで代わりに使える。

 

・IIm7 – IIIm7 – IV – IVm - I

 終止でいえばこれも。『全力少年 / スキマスイッチ』の一番サビ。IV – V – Iの終止に比べると少し不安感が出る。

 

・I – I – V/I – V/I – IV/I – IV/I – IVm /I- IVm/I

 IVmといえば、身近な曲だと『firefly / BUMP OF CHICKEN』がある。これも似たような感じで、不安そうな雰囲気が曲中に出てる。

 

・IV△7 – IVm – Vsus4 - VIm

 偽終止。IV△7→IVmが楽しい。

 【2019/12/18追記】直接の関係は全くないんですが IVM7 - IVmM7 - IIIm7 - VIm7 が好きです。【2019/12/18追記ここまで】

 

・IIm7 – IIIm7 - IV – V – VIsus4 - VI

 『God knows… / 神前暁』のサビ終わり。綺麗な上昇進行。VIsus4、何? 

 【2019/12/18追記】VIsus4 - VI はピカルディ終止です。【2019/12/18追記ここまで】

 

・IIm – VIm – [bVII - IV] – V

 『真っ赤な空を見ただろうか / BUMP OF CHICKEN』の一番5-8小節。一瞬で過ぎてしまうのだけれど、だからこそ聴いてると「あれ、何だいまの」ってなる。bVIIはIVmの代理らしいけれど、どうなんだろう。同主調からの借用と言われればそれはそう。

 【2019/12/18追記】これについては「その2」のほうで触れていますが、ブルーノートスケールが組み込まれています。【2019/12/18追記ここまで】

 

・bVI – bVII - I

 めっちゃ見る。下で何個か挙げる。

 

・IV – V – bVIdim - VIm – bVI – bVII - I

 『ピースサイン / 米津玄師』のサビ後半。ベースがずっと上がっていくので、まあ盛り上がる。bVIdimはIII7の構成音からIIIを払ったやつで、だから要するに王道進行にbVI - bVII – Iをくっつけた形。

【2019/12/18追記】bVIdim ってなんか気持ち悪いですね。#Vdim です。【2019/12/18追記ここまで】

 

・I – IIm7 – IIIm7 – IVadd9 – [V – bVI – bVII] - I

 Iから順に上昇して最後にIへ戻る馬鹿進行。『君の知らない物語 / supercell』のサビ後半。聴けば一瞬でわかる。まあ盛り上がる。

 

・I – [IV – V] – [bVI – bVII – V] – V - I

 『GO MY WAY!! / 神前暁』のイントロ。三回目のVで「3,2,1 GO!」の掛け声が入る。bVI – bVII – Iがテンプレかと思ってたら、Vへも行ける。

 【2019/12/18追記】bV - bVII - I の派生だと間に V を挟むコイツが一番好きです。【2019/12/18追記ここまで】

 

・[IV – V] – [IIIm7 – VI7] – IIm7 – [IV/V - IV/V – bVI – bVII] - I

 神前暁が使っているので、当然田中秀和も使っている。というわけで『Star!! / 田中秀和』のイントロの進行。最後のIで「そっと…」のAメロが始まる。前半は王道進行(VIm7じゃなくてVI7になってるのが気になるけど、bII→IIを作りたかったのかな)。後半は、最近のJ-POPに多いがち(知人談)なIV – IV/V – Iの終止と似たようなあれなのかなと思う。間にbVI – bVIIを噛ませることでベースが綺麗につながる。

 『GO MY WAY!!』のそれと使い方が何となく似てるんだよな。Aメロの直前でさりげなく入れてくるあたりとか。

 ついでに他の類似点を挙げておくと、『Star!!』9-12小節目は(多分)IV/Vのコードを使って短三度転調を上に繰り返していると思うんだけど、『HELLO!! / 神前暁』でも全く同じことをやっていたりする。しかもどっちもサビを頭に持ってくるパターンで、その頭サビ終わりにこの連続転調が始まる。似てる……。

 

・IV – V – IIIm – VI/bII – IIm – IIIm – #IVdim

 『フラジール / ぬゆり』の進行。前半が『Star!!』と同じ(VI終わりの王道進行)。後半はベースがbII→II→III→bVでめちゃくちゃ綺麗に上昇してる。知人曰く#IVdimはVImの代理にできるようで(VImに#IVを足すと#IVm7-5で、そこからIIIを引くと#IVdimになる)、だからベースにはIIm→IIIm→VImの動きがあるっぽい?

 

・I – Iaug – I6 – I7

 オーギュメントコード(aug)は多幸感が出るって解説を見たことがあるのだれけど、いや、言われてみりゃ確かに、と思った。これは『ラムネ色青春 / 田中秀和』のサビ1-4小節目の進行。構成音が半音で上がっていく。綺麗。

【2019/12/18追記】ポップス頻出。【2019/12/18追記ここまで】

 

・I – I – Iaug – Iaug – IIm – V – bVII - I

 『運命ジレンマ / 田所あずさ』のサビ1-8小節の進行。聴けばわかるんだけど、盛り上がりがすごい、この部分。メロディラインがVを5回(「YES or NO 運命」)、bVI(「乗っかっちゃって転」)を5回、それぞれ同じようなリズムで踏んでから、5小節目のIImでVIのロングトーン(「ああ」)を一つだけ持ってきてて、そりゃ盛り上がるよなあ、って感じの作りになってる。半音移動するメロディ、マジで良い。最高。

 ここにもbVIIがいる。

 

・IIm – IIIm – bVI - V

 上に挙げた『運命ジレンマ / 田所あずさ』における進行の直後にある進行。bVIは「そんなはずはない」のところなんですけど、まあたしかに、言われてみればちょっと変な感じがする。普通ならVImを持ってくるのかな?

【2019/12/18追記】これはなんとなく裏コードっぽいですね(半音下の V へ進む辺りが)。とはいえ bIII、bVI、bVII は比較的自由に使っていいので、それもあるんでしょうけど。【2019/12/18追記ここまで】

 

・[VIm – #Vdim] – [I/V – #IVm7-5] – [IV - I] – [IV – IV/V]

 『ray / BUMP OF CHICKEN』のAメロ5-8小節目の進行。クリシェ。最後はIV – V – Iの終止でVの代わりにIV/Vを持ってくるやつ。

 

・[VIm – #Vdim] – [I/V – #IVm7-5] – [IIm7 – IIIm7] – [IV – V7 – I - I]

 『ray / BUMP OF CHICKEN』のAメロ13-16小節目の進行。クリシェで落ちてから、今度はII→III→IV→Vの上昇を始める構造。IIm7はIVの代わりになるってやつ。前半と少し違う雰囲気を演出できるから、結構使い道はありそう。

 

・IIIm – IIIm – IV – IV - IIm – I/III – IV – III/bVI – IVadd9 – Vsus4

 『firefly / BUMP OF CHICKEN』のBメロの進行。『サザンクロス』にもあったIIm→I/IIIの進行からIVへ上昇。そこから大人しくVへ進めばいいのにIII/bVIへ進み、次にIVadd9。そしてVsus4。多分、尺を伸ばしたかったんだろうなと思う(実際、普通よりも二小節多い)。IVへ上昇して、何か二つ挟んでからVsus4へ進むとなって、III/bVI – IVadd9を持ってくるのは何なんだよ。

 IIIはノンダイアトニックだから意外性がある(実際、ここを聴いていると「おっ、始まったな」という気になる)し、構成音でVI→bVI→Vの下降構造があるからハマってるのかなあ、と思う。それとも他に理由があるのかな?(IIIはミディアントらしいけど、ミディアントの役割をいまひとつ解っていない)

【2019/12/18追記】

IV から III へ進む典型例として IVM7 - III7 - VIm7 があり、たとえば『HEAVEN'S RAVE / AXiS』のサビがこの進行です。III7 は IIIm7 でもよく『シニバショダンス / PENGUIN RESEARCH』のサビではそっちのバージョンが使われています。

また IV から III へ進むわけではないのですが『想像フォレスト / じん』の A メロで IV - I/III - IIm - IM7 という進行が使われています。

加えて IV から III へ進んだ後に VI へ行かない例として『流れ星の正体 / BUMP OF CHICKEN』の A メロと B メロで用いられている IV - IIIm - IIm - V の循環進行があります。

【2019/12/18追記ここまで】